訪問部門誕生のきっかけ

訪問部門誕生のきっかけ

今回、通所部門に引き続き訪問部門も開設致しました。
うちリハグループとしては、初の訪問部門なんですが、
前職(デイケア勤務時代)から、訪問リハビリには携わっておりました。
その時の経験があったから、今回訪問部門を立ち上げたのですが、
その時に出会った利用者様との印象的なエピソードをここでご紹介したいと思います。
歩行能力が落ちてきたのでなんとかして欲しいという事で、
私が訪問リハビリで担当する事になったA様は、
なんと、1年以上お風呂に入っていないという男性でした。
娘様からの情報によると、A様はもともとお風呂が嫌いだった訳ではなく、
最愛の奥様に先立たれ、それから無気力になってしまったとの事。
これは、歩行能力という機能を上げる事はもちろん、
それだけでなくなんとかQOLも上げなければと思い、
『家の近くのお墓まで墓参りに行けるようになる』という目的と、
『お風呂に入れるようになる』という2つの目的を設定し、リハビリを行いました。
最初は、家に家族じゃない私が来るだけでも嫌がっていたA様でしたが、
回数を重ねる内に、だんだん冗談を言ったり、笑顔を見せてくれるように。
しばらくリハビリを続けると、歩行能力は上がったのですが、
相変わらずお風呂には入ってくれません・・・
浴槽に入るだけの『能力』はあるのですが、『気力』の部分が上がらない・・・。
このままではいけないと考え、訪問に加え、入浴する為に自分の勤務しているデイケアも
併用する事をケアマネージャー様とご家族に提案させて頂きました。
家に閉じこもりがちだったA様が、デイケアに行ってくれるのか不安でしたが、
顔なじみになった自分が送迎も行うことでなんとかクリア!!
あとは、お風呂に入ってくれるかが勝負でしたが、それも、たまたまその曜日に来ていた
他の利用者様と知り合いだったらしく、意気投合して、これまたクリア!!
1年以上ぶりのお風呂に入って頂くことができました。
めでたし、めでたし!(^^)!

こんな経験もあり、ぜひまた訪問事業もやれたらいいなと思っていた所、
今回、多くの看護師の方のご協力も得られ、無事に開設に至る事ができました。
皆様、訪問部門もご愛顧よろしくお願い致します。